学校支援ボランティアで学校・地域に新しい風を!

成増小学校支援地域本部 代表 白鳥 円啓

 子どもたちが将来の夢や希望に向かって生き生きと成長するためには、子どもたち一人ひとりに「しっかりとした学力と豊かな心」を育むことが大切です。そのためには、学校の先生方と地域や保護者の信頼関係を深め、その共通の願いに向けて一緒に行動することが大切です。また、地域の方々が、これまで培ってこられた知識や技術、経験を身近な地域で活かす生涯学習の場を提供することも大切です。
 成増小学校では平成20年10月より文部科学省の学校支援地域本部を設置し、区内の先駆けとしてその体制を整えて参りました。成増小学校支援地域本部は、地域全体で学校教育を支援する体制づくりを推進することにより、先生方が子どもと向き合う時間を少しでも増やし、保護者や地域住民等の学習成果の活用機会の拡充及び地域の教育力の活性化を図ることを目的として設置されました。
 アクティブ・ラーニングや社会に開かれた教育課程の実践等の新しい学校教育活動に対して、地域や企業・NPO等の様々な力を導入するコーディネートを行い寄与しています。学力向上はもちろん、「答えの無い問題に答える力」といったAI時代にも生き抜く力を養う学校教育活動を、共に推進しております。
 本事業は学校支援の推進に向けて様々な取組みを行い、多くの学校支援ボランティアの皆さんにお力をお借りしてきました。その力によって取組んできた成果を広く情報発信することで、地域社会の一人ひとりが子どもたちの育ちを支えることの大切さを確認する契機となることを願っています。
 最後になりましたが、この学校支援地域本部運営を支えていただいている区教委の地域教育力推進課の皆様をはじめ、学校の先生方、そして何よりも学校支援ボランティアとして活動いただいている地域・保護者の皆様に、心より感謝申し上げます。